起業したら、起業したその日から「モノとカネ」の動きを把握するために帳簿をつけたりする経理業務が必要になりますが、 面倒な経理ってそもそも何のためにするのでしょうか?
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税務署に申告する義務のため?
税金を払うため?
ですよね…^^;
けれど、経理【本来の目的】は、取引の記録を把握して、
現在の経営状態と、お金の状態を把握する事です!
なので、起業して日常の「経理業務」を人に任せたとしても、あなたは経営者として、
日々の【経営状態】をちゃんとわかっている必要があるのですね~(*^_^*)
事業の経営状態を把握して、コントロールしていくから 「経営者」でもあるのですよ♪
経営を把握する3つの柱
経営を支える大切な数字は3つ!
(1)お金
(2)会計
(3)税金
この3つを柱に、全体的に「経営状態」を見ることで、事業はうまくまわり出します。
そして、
3つの柱「お金・会計・税金」を把握する手段である「経理」こそ!
うまく事業のバランスをとるための仕事なのですね!
利益=キャッシュとは限らない!
3つの柱「お金・会計・税金」のうちで、最も重要なのは、お金(資金、キャッシュ)です。
お金がなくなれば会社は存続できません(>_<)
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「黒字倒産」というのを、聞いた事ありませんか?
黒字倒産とは、帳簿上では黒字を出していながら、資金回収の遅れなどから【運転資金のやり繰り】ができずに、倒産することです(-_-)
「勘定合って銭足らず」というヤツですね(T_T)
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黒字とは、本来、利益を計上できている状態ですよね。
しかし「利益」は、キャッシュと違い、 あくまでも損益計算書上の概念で、
「計算上は利益が出ている」という状態なのです。
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ゆえに、
「書類上の利益」と「手元のキャッシュ」
この2つを見ていないと「勘定合って銭足らず」という 残念な結果となるのです(>_<)
現金の流れを把握する。
私も会社員時代、財務担当の時は毎日夕方に、
その日一日の
現金と預金の【出たり、入ったり】をすべて記録した「キャッシュフロー計算書」を作っていました。
キャッシュ・フロー計算書の作成目的は、
会社の「現金創出能力」と「支払い能力」を把握することです。
そして多くの経営者が、損益計算書などよりお金の流れを非常によく見てます。
「毎日、口座の残高を見なければ気がすまない!」
という経営者も多いですよ^^;
“浅くて広い”経理知識のすすめ
「経営を読み解く」という観点から、
私は、経営者となる方には起業の準備段階から少しづつ
「お金・会計・税金」の3つについて、
浅く広く学ぶ事を、お勧めしています。
私が直接クライアントさんにお教えする事もあります。
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経理の3つの柱「お金・会計・税金」を把握できれば、
うまく事業のバランスをとれるだけでなく、少し先とずっと先のビジョンも立てやすく健全な経営ができるのですから!(^^)!
こんな基本的な事こそ、安定的に起業を継続する秘訣だと思うのです。