女性起業家の割合が年々増えていますが、どの「年齢層」で、起業する女性が多いのでしょうか?
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総務省「就業構造基本調査」を見てみると、
女性は【30歳代】で起業する人が、一番多いもののどの年代でもほぼ【同数】で、横ばいです。。
一方で、男性は30歳代と60歳代で起業する人数が最も多く、年代による差が歴然なのです!
思うに・・・
39歳から59歳までの年齢層で、起業する男性が少ないのは、ちょうど家庭を持って、子供の教育費がかかる年代で、
その「立場」と「経済的責任」が理由だと思われます。
また40歳~60歳までは、社会に出て20年以上たち会社員としても、一番仕事が面白く、ある程度の力ある立場にいて仕事がしやすい年代なのでしょう。
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それに比べて、
女性の起業年齢は、35歳から44歳が一番多いものの20歳から65歳以上まで
「はば広い年齢層」において、平均的に分布しています♪
これには2つの理由があると考えられます。
女性起業は、思い立ったがはじめ時!
女性が起業する年齢が、20歳から65歳以上まで「はば広い年齢層」において、平均的に分布している理由として、
1つは、家庭と子供を持った事での、「経済的責任」が男性ほど重くない事。
家事や子育てによる時間のコントロールは厳しくなりますが・・・
もう1つは、
女性の起業は比較的、小規模な起業が多く大きな借入などの必要がないため始めやすい♪
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要するに、女性にとって起業は、
「思い立った時がはじめ時!!」
なのです(*^^)v
女性起業の特徴
起業の「規模」を、従業者数で見ると女性起業家は、9割が従業員を雇用せずに起業しています。
女性が起業する分野として多いのは、
サービス業が全体の3割強を占めて最も多く小売業、卸売業の順で続いています。
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その他の特徴としては、
個人向けサービスなどの
暮らしを充実させる分野での事業展開が多い事もあげられます♪
三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱の「女性起業家に関するアンケート調査」でも、
起業時の年齢の平均では、女性は男性と比較して、平均年齢が4.5歳低くため、
低い年代の女性が起業する割合が高い事に比例して、起業までの「就業経験年数」も、男性に比べて、女性の方が短い傾向にあるとの事。
また、就業経験の短い女性は、資金や経験を得る機会が少なく、起業を実現しにくい環境に置かれているとの指摘も。。。
女性起業の課題
よって、女性が起業する際の課題として、
「経営に関する知識・ノウハウ不足」
「事業に必要な専門知識・ノウハウ不足」
をあげる人が多いが、これも就業経験の短さから経営や事業に関する知識や経験を得る機会が少なく、
また、これらの知識やノウハウを与えてくれる助言者に出会う機会も乏しいことが、要因であると思われます。
起業する理由
開業動機として多いのは、男女ともに
「仕事の経験・知識・資格を活かしたかったから」
「自由に仕事がしたかったから」
で、女性の起業動機として、
「事業経営という仕事に興味があったから」
「収入を増やしたかったから」
というのは、
男性に比べると少ないのも興味深いですね♪
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要するに、女性起業は小規模なものが多いため、
スタートしやすく、
起業年齢も若年層からすべての年代に渡って平均的に分布しているが、起業前の就業年数の短さに要因がある
「知識や経験不足」に課題を感じている女性が多い(T_T)
小規模なものが多い女性起業は、「結婚による」経済的責任から、起業を見送る、諦める事は、男性に比べて少ないものの、
家事育児と仕事の両立については、【起業後の課題】でしょう。
この辺は起業準備段階からの対策が必要で、それだけに女性にとって大切なのは、
「時間管理」や「合理化」を、常に意識して【改善していく姿勢】が起業をうまくまわす鍵の1つになります。
また女性が、比較的若いうちに起業する事に比例する社会経験や専門知識の不足は、
起業してからでも充分に、補っていけるはず!
なぜなら起業において、時流を読んで世の中の流れにちゃんとのっていく事はどんな事業にも必須ですし、
自分の専門分野の知識も経験も、
さらに広く深く、増やし続ける事が大切なので、
起業したからにはプロとして会社員時代より、ずっと多くの勉強が必要になるからです(*^^)v
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足りないものの心配より、「足りないものを補い、増やし続ける姿勢」
を持つ事が、起業する人にとって大切なのではないでしょうか。